矯正歯科は、出っ歯や受け口、開咬、でこぼこの歯並びなど、問題のある歯並び・噛み合わせを改善する治療です。
歯並びが整うと口元の印象が改善し、コンプレックスを解消できます。また噛み合わせが整うことにより、しっかり噛めるようになるため、好きなものを食べられるようになります。
さらに歯磨きがしやすくなることで、むし歯や歯周病のリスクを抑えられるため、歯の健康維持にも繋がります。

歯並びを整えるだけではなく、顔全体との調和のとれたフェイスラインへと導きます。

出っ歯や受け口、叢生などのトラブルを改善し、美しく機能的にも優れた歯並びへ整えます。

上下の歯が噛み合っていない状態を、適切に噛み合うように改善します。

矯正治療によって整った歯並びを維持するために、歯並びが乱れる原因に対処しながら治療を行います。

歯を動かす先のスペースがない場合は、抜歯をすることがありますが、なるべく抜歯はせずに歯並びを整えていきます。

Eラインは、アメリカの矯正歯科医のロバート・リケッツ氏が発表した概念で、顔を横から見たときの鼻の先端と顎の先端を結ぶラインのことです。このEラインの上、あるいは少しだけ内側に唇があるのが理想とされています。
出っ歯や受け口があるとEラインから大きく外れている場合が多く、このEラインの基準を満たす歯並びへ改善する治療計画を立てることが重要です。

スマイルラインとは、笑ったときに見える下唇のラインと上顎の前歯の先端を横に結ぶラインのことです。
前歯のラインは下唇と平行で、少しだけ湾曲しています。このラインが下唇のラインに沿っていると、美しいとされています。

インビラインは、薄い透明なマウスピースを装着し、歯を段階的に動かす矯正治療です。事前にコンピューターシミュレーションで歯の動き方の確認が可能なため、治療計画や治療期間などを理解した上で治療を始めることができます。
また、透明で厚さの薄いマウスピースを使用するため、口を開けたときに周りの人に気づかれる心配がほとんどありません。食事や歯磨きのときにはマウスピースを取り外しができるので、普段どおりに生活をすることができます。

表側矯正とは、歯の表面にブラケットを装着し、そこにワイヤーを通すことで、ワイヤーの張力で歯を動かす治療法です。最も古い歴史がある矯正治療で、あらゆる症例に対応できます。

裏側矯正とは、歯の裏側にブラケットを取り付けてワイヤーを通し、ワイヤーの張力で歯を動かす治療法です。口を開けたときに装置が見えにくいため、矯正装置が目立たない治療を求める方に適しています。
治療開始からしばらくは話しづらくなることがありますが、次第に慣れてきます。
上下ともに裏側矯正を行うフルリンガルと、上顎は裏側矯正、下顎は表側矯正をするハーフリンガルがあります。

部分矯正は、気になる歯にだけ矯正装置を装着して動かす矯正治療です。歯を大きく動かすことはできないため、適用できる症例が限られています。適用できれば、短期間で費用を抑えて口元の見た目を整えることが可能です。

小児矯正は、顎の大きさや位置、バランスなどをコントロールすることで、永久歯がきれいに並ぶように導きます。
将来的に矯正治療が不要になる、または抜歯をせずに歯並びを整えられる可能性が高まります。

歯科矯正用アンカースクリューと呼ばれる小さなネジを顎の骨に埋め込み、固定源として歯を動かくことで効率的に歯を移動させ治療期間も短縮することができます。